内申点の重要性
今回は、内申点を取るコツについてお話していこうと思います。
その前にまずは、内申点はなぜ重要なのかについて書いていきます。
北海道公立高校入試において、内申点は約40%の割合を占めています。
計算方法は、
中1の評定×2 + 中2の評定 + 中3の評定
を足し合わせて計算し、315点満点で計算します。
内申点315点と、当日点500点とを合わせて合否の判定をするため、内申点が足りないとそれだけで高校入試の際の土俵に立てないことになってしまいます。
高校入試では、当日点重視枠もあり、学校によっては内申点を見ないという枠もありますが
これは定員の15%までしかとらないという決まりがあるため、
狭き門と言えるでしょう。
結論を言うと、内申点は北海道公立高校入試においては非常に重要で、
内申点によっていける高校がほぼ決定すると言えます。
内申点を取るコツ
①テストで点数を取る
当たり前の話ですが、定期テストで点数を取れば高い評定を取ることができるので、
内申点を取るための一番良い方法と言えるでしょう。
テスト勉強を頑張ってやっておけば、入試の際の勉強にもつながるので
内申点対策と同時に入試の当日点の対策にもつながるという良いことづくめです。
ただ、テストで点数を取るのが難しくて出来ないよって方向けに、内申点を取る裏ワザ的なやり方をお教えします。
②ノートまとめをして学校に提出
内申点を決定する要素は、必ずしも学校の定期テストだけではありません。
普段の授業態度や提出物の状況などを見て、「意欲感心」の部分も評価の対象になります。
ただこの意欲関心の部分は普通に授業に出席して先生の話を聞いているだけでは、
学校の先生からすると本当に話を聞いているのか、あるいはただ座っているだけなのかの判断を
つけることが難しいんですね。
ではどうやって意欲関心の部分を見ているのかというと、
テストで点数を取れる ⇒ 授業中話を聞いている ⇒ 意欲感心がある
と決めていると思うんですね。(私の予想も入っていますが)
なんだ、結局テストの点数が必要なのかと思われるかもしれませんが、
ここにこそ内申点の対策ポイントがあるんです。
それがノートまとめです。
授業中に黒板に書いた内容を自分なりにまとめ、さらに問題を解いて分かったことなどを
ノートに書いて先生に提出するんです。
そうすると、先生からすると、「あっこの子きちんと話を聞いてくれているな」
と判断する基準ができるんですね。
さらに、
ノートまとめをしておくと、まとめている間に頭の中で知識の整理がついて
テストの時にも知識を引き出しやすくなって相乗効果が臨めます。
内申点の対策は中学1年生の頃から少しずつコツコツとしておくことが大切です。
是非普段の勉強に役立ててくださいね。
島村 和嵩(しまむら まさたか)
1993年北海道旭川市生まれ 塾講師歴10年。 北海道大学工学院を卒業後、個人塾で講師として勤務。 学生時代から、集団授業、個別指導、家庭教師、映像授業の指導を経験した後、現在の「先生が教えず、子供達が説明する授業」子供達の成績を伸ばすための最良の方法なのではないかと思い、個別指導塾ベンカルを創設。 勉強に関するお悩み、ご相談を受けつけています。